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結成当初のメンバーがいなくなることが一部に波紋を起こしているようで,なんだかご苦労なことです。音楽のグループ名を分類すると,次のようになる。
- 地名+属性 例)ボストン交響楽団
- 団体名+属性 例)NHK交響楽団
- 人名A+属性 例)アルバン・ベルク四重奏団
- 人名B+属性 例)マイルズ・デイヴィス・クインテット
- 修飾語+属性 例)子供ばんど,イエロー・マジック・オーケストラ
- 擬人名 例)The Beatles
人名AとBの違いは,Aはそのグループに属さない人名であって,先達を記念した団体名になるのに対して,Bはそのグループのリーダーを指す。
下に行くほど固有名詞度が高まる。というかグループ自体が一つの人格を持つかのごとく扱われる度合が高まる。
クラシックの分野では,より普通名詞に近い上3つのタイプがほとんどなのに対し,ポップミュージックの世界では下3つのタイプ,特に擬人名タイプに集中している。
成員の流動性もこの名づけの分類と相似しているはず。つまり,普通名詞に近いタイプは,メンバーが入れ替わるのが普通というかほとんど前提になっている。これに対して,固有名詞に近いタイプでは,1人でもメンバーが欠けると解散を選ぶ事態も起こりうる(Led Zeppelin とか)。
ジャズの世界では,カウント・ベイシー楽団とかデューク・エリントン楽団などが,創設者の死後に後継者が現れたために3番目の類型に近づいたようだが,人気が持続しているとも思えないので,このまま消えていくのではないだろうか。
もう一つ命名システムとして,日本の伝統芸能で採用されている名跡制度があるが,団体名とは使用頻度(というか重み)に差があるようだ。よくわからないが。このへんをじっくり考察してみれば面白いかもしれない。
というわけで,「モーニング娘。」がどの類型にあてはまるかよくわからないしどうでもいいが,ポップミュージックも年輪を重ねてくるといろいろ面白いことが起きるなあという話。
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