2004/08/12

仮想敵

スラッシュドットの日記で珍しく翻訳を途中で投げ出さないで続けているのは,心ないACにバカにされてむかついたという理由のほかに,Wikipedia を応援していきたいという気持ちがあるから。

Jimbo の回答は短くてそれじゃ物事を単純に捉えすぎじゃないかと思う部分も多々ある。前にもどこかで書いたとおり,テーマの広がりがあまりなさそうなことを考えると,インタビュアーがシーケンシャルに回答を引き出していく従来型のインタビューのほうが適当だったんじゃないかなと思う。IRC で主要部分を作った後でメールで補強するというような形でもいいかもしれない。

しかし彼の楽天的な発言には非常に勇気づけられた。やっぱり Wiki でインフラを作るという考え方は正しいと思う。

そこでだ。Wiktionary という Wikipedia の兄弟みたいなプロジェクトがあって,2言語辞書(英和辞典)もすでに編集中ではないか。これを育てていけばいい。

とりあえず仮想敵は英辞郎だろう。ソースがクローズドで出所が怪しいからいつまでたっても信頼度は向上しない。履歴をオープンに残すのが正しいやり方だ。Jimbo によると執筆陣は確保できる。出版社が苦しむが,どのみち斜陽なので関係ない。それに,携帯用電子辞書でも学習用の抜粋でもいいけど,商業的派生物を作って売るという手もある。

でも,言葉を扱う辞典のほうが,方針を決めるなどの面では百科事典よりも数段大変というかまとめるのに時間がかかりそうで,バザール方式に向いているかどうかは微妙なところ。
先行する辞書の著作権はどこまでを認めるのかという点も素人にはなかなかわかりにくいし。

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