2004/08/20

Ben Sidran

『レコード・コレクターズ』9月号はブリティッシュ・フォーク/トラッド特集に惹かれて買ったわけではなく(これもなかなか興味深かったが),今来日中のベン・シドランが第2特集という扱いで大きく取り上げられていたから。その内容は前回2002年の来日時のインタビューと7ページのアルバム・ディスコグラフィーだけだったが,なかなか楽しめた。
「ドクター・ジャズ」と呼ばれているというのは昔シティ・ロードでピーター・バラカンが書いていたと思うが,ジャズ研究者として Black TalkTalking Jazz: An Oral History といった著作もあるといった情報も知ることができた。

今回クレモンティーヌと一緒に回っているらしいが,ぼくがこの人のことを初めて知ったのも彼女の Spread Your Wings という当時CBSソニーから出ていた盤がきっかけだった。クレモンティーヌとの共演盤がもう1枚(Paris Walk)あり,ほかに自身のレーベル Go Jazz からの Cool Paradise を持っているだけだが,どれも素晴らしい。洒落ていて多彩な音楽性を持った人だというのはこの3枚だけでもよくわかる。Go Jazz は活動休止し,息子レオと Nardis というレーベルをやっているらしい。その1作目が Nick's Bump で,上述のディスコグラフィーには「どうやらベンは,再びグルーヴィー・ジャズに向かっているようだ」と書かれている(金澤寿和氏)。これも楽しみだ。

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